2007年 07月 28日
レコーディング・ウィーク |
7/23 午前11時にスタジオ入り
今日の目標は、まずリズム録り。
伊藤孝喜のドラム、永野かおりのベース、久保のギター、僕のアコースティック・ギター、QREのキーボードで同時に録音。
リズムのOKテイクを残して上ものを修正していくという段取りだ。
スキがあればヴォーカルも1〜2曲入れておきたいところ。
「ハッピーエンドを蹴飛ばして」「カウンターの中で」「地上のリンカク」「最後のライオン」の順番で、リズム録音は極めて順調に全曲終了!
伊藤孝喜と永野かおりのリズム隊はさすがである。
しかし最初に着手した「ハッピーエンドを蹴飛ばして」のアレンジで、
いろいろと凝ったことをやり始めたら、あっという間に時間が経過。
夜になってから様子を見に来てくれたカメラマンの小野さんが見守る中、
結局ヴォーカルには着手できぬまま27時頃作業終了。
7/24 18時スタジオ入り。
まずはヴォーカル録音のはずだったが、オン・マイクで歌うと声が割れてしまうため、エンジニアの鈴木氏がマイクや機材の調整に四苦八苦。
どうやら寝不足がたたってノドの状態があれているとこうなってしまう模様。
楽器のようにノドをちゃんとメンテできていない自分の未熟さを知る。
そんなこともあって予定を変更し、この日は久保のギター、伊藤孝喜のパーカッションなどのダビングにあてることに。
スタジオの様子を見に来てくれた野口顕君が差し入れてくれたお手製のカレーパンが大好評!
そして野口君と入れ違いのタイミングで、Nissieこと西村茂樹登場!
実は彼とは20日に久々にサシで飲んだばかり、
しかも22日には彼が在籍していたTHE GROOVERS初期の三作のリイシュー分のレヴューを書いた直後という面白い巡り合わせだ。
全員で合唱する「ハッピーエンドを蹴飛ばして」のコーラスに参加してもらったところ、あまりにも彼の声が飛び抜けて響くため、みんながマイクを囲んで録音する中、
彼だけが遠く離れたところから歌うというシュールな展開に一同爆笑。
LOUD MACHINEの名はダテじゃない。
今回の「ハッピーエンドを蹴飛ばして」は、
入籍前夜のNissieカップルを含む合唱入りという縁起ものになった。
おめでとう! ありがとう!
そんな中で鈴木氏が、加藤志乃ぶをセニョリータ、Nissieをセニョールと呼び始め、スタジオの空気をなごませる。
集中した作業が続く中、一瞬の気分転換時のユーモアの大切さを知る。
その後はヴォーカル録音は急遽27日に設定し、ダビング&ダビング。
「最後のライオン」のエンディングのギター・ソロで久保昭二が大爆発!
一発勝負にかける凄みを見た。
しかし伊藤孝喜が「地上のリンカク」にパーカッションを重ね、
なんとも幻想的なトラックにしてくれたところで、
久保が「地上のリンカク」のギター・ソロのダビングを忘れていたことが発覚。
爆発して燃え尽きるにはちょっとばかり早すぎたってか?
あわててすでに片付けてあったアンプを再び設定し、無事終了!
27時頃退出。
7/25 オフ
前日のラフ・ミックスを素材に音源チェック&自主トレ。
独りでスタジオで歌っていると、どうしても力みすぎてしまう。
くるりのシングル「言葉はさんかく こころは四角」に付いているDVDで、アルバム『ワルツを踊れ』のレコーディング・ドキュメント映像を見て、
ウィーンとパリで懸命にレコーディングをしている様子に、胸を打たれる。
しかも制作中に体力的にへばっていく自分達をネタにしたと思われる「ブルー・ネイキッド・ブルー」をシングルのカップリングにするあたり、彼らの腹の括り方は半端じゃない。
7/26 オフ
明日がいよいよヴォーカル録音。
レコーディング前半で気を張りすぎたせいか疲れ気味なので、早めに寝てコンディションを整えようとしていると、お盆進行でイレギュラーなタイミングの原稿が突如舞い込む。〆切を抱えたままでスタジオに行くのはイヤなので、気合いで書き上げる。
7/27 ヴォーカル&コーラス・レコーディング
気合いを入れるため、レバニラ定食を食べてから13時にスタジオ入り。
伊藤孝喜の見守る中、まずは「ハッピーエンドを蹴飛ばして」の歌入れ。
「地上のリンカク」「カウンターの中で」と進めていく。
久保と加藤志乃ぶも到着。
特に「地上のリンカク」では、鈴木氏の発案による加藤志乃ぶのコーラスが絶大な効果を発揮。最初の二日間は予定外の待機時間が生まれてもいっさいイヤな表情すら見せず、本番では予定外のパートでもばっちり活躍。
そして最後に残したのは「最後のライオン」。
実はこの曲は90年代半ばに、独りで打ち込みで作り込んだことがあり、
その時にヴォーカルの録音でドツボにはまって50時間費やしても自分でOKが出せなくなったというトラウマがあった。
しかもこの曲に限らないが、今回のトラックは、TeazerのメンバーとQRE、鈴木氏が多大な労力を注ぎ込んでくれたできの凄さを目の当たりにしているため、その最終的な仕上がりを大きく左右する責任を感じて戦々恐々。
しかしこの日はTeazerのメンバーと鈴木氏が、録音ブースの中にいる僕にさまざまなサジェッションをしてくれたおかげで、乗りきることが出来た。
全てのヴォーカルを録り終え、ようやく一服すると、いきなり足にきた。
全身から力が抜け、脳味噌が沸騰しているみたいな気分。
可能な条件の中でベストは尽くした。
来週にミキシングとマスタリングを行って、音源は完成である。
みなさんお疲れさま!&ありがとう!!
この日の退出は28時。
*今回、僕自身はスタジオの中で写真などを撮る余裕がありませんでしたが、
伊藤孝喜オフィシャル・サイト http://officestone.net/koki/のダイアリー
kubotti's room http://kubotti.seesaa.net/
サイボーグ★ブログ http://blog.livedoor.jp/cyborg_blog/
【朗読もの】 http://blog.goo.ne.jp/rodokumono/d/20070723
などでも、レコーディングの様子が触れられています。
どうもありがとうございます。
今日の目標は、まずリズム録り。
伊藤孝喜のドラム、永野かおりのベース、久保のギター、僕のアコースティック・ギター、QREのキーボードで同時に録音。
リズムのOKテイクを残して上ものを修正していくという段取りだ。
スキがあればヴォーカルも1〜2曲入れておきたいところ。
「ハッピーエンドを蹴飛ばして」「カウンターの中で」「地上のリンカク」「最後のライオン」の順番で、リズム録音は極めて順調に全曲終了!
伊藤孝喜と永野かおりのリズム隊はさすがである。
しかし最初に着手した「ハッピーエンドを蹴飛ばして」のアレンジで、
いろいろと凝ったことをやり始めたら、あっという間に時間が経過。
夜になってから様子を見に来てくれたカメラマンの小野さんが見守る中、
結局ヴォーカルには着手できぬまま27時頃作業終了。
7/24 18時スタジオ入り。
まずはヴォーカル録音のはずだったが、オン・マイクで歌うと声が割れてしまうため、エンジニアの鈴木氏がマイクや機材の調整に四苦八苦。
どうやら寝不足がたたってノドの状態があれているとこうなってしまう模様。
楽器のようにノドをちゃんとメンテできていない自分の未熟さを知る。
そんなこともあって予定を変更し、この日は久保のギター、伊藤孝喜のパーカッションなどのダビングにあてることに。
スタジオの様子を見に来てくれた野口顕君が差し入れてくれたお手製のカレーパンが大好評!
そして野口君と入れ違いのタイミングで、Nissieこと西村茂樹登場!
実は彼とは20日に久々にサシで飲んだばかり、
しかも22日には彼が在籍していたTHE GROOVERS初期の三作のリイシュー分のレヴューを書いた直後という面白い巡り合わせだ。
全員で合唱する「ハッピーエンドを蹴飛ばして」のコーラスに参加してもらったところ、あまりにも彼の声が飛び抜けて響くため、みんながマイクを囲んで録音する中、
彼だけが遠く離れたところから歌うというシュールな展開に一同爆笑。
LOUD MACHINEの名はダテじゃない。
今回の「ハッピーエンドを蹴飛ばして」は、
入籍前夜のNissieカップルを含む合唱入りという縁起ものになった。
おめでとう! ありがとう!
そんな中で鈴木氏が、加藤志乃ぶをセニョリータ、Nissieをセニョールと呼び始め、スタジオの空気をなごませる。
集中した作業が続く中、一瞬の気分転換時のユーモアの大切さを知る。
その後はヴォーカル録音は急遽27日に設定し、ダビング&ダビング。
「最後のライオン」のエンディングのギター・ソロで久保昭二が大爆発!
一発勝負にかける凄みを見た。
しかし伊藤孝喜が「地上のリンカク」にパーカッションを重ね、
なんとも幻想的なトラックにしてくれたところで、
久保が「地上のリンカク」のギター・ソロのダビングを忘れていたことが発覚。
爆発して燃え尽きるにはちょっとばかり早すぎたってか?
あわててすでに片付けてあったアンプを再び設定し、無事終了!
27時頃退出。
7/25 オフ
前日のラフ・ミックスを素材に音源チェック&自主トレ。
独りでスタジオで歌っていると、どうしても力みすぎてしまう。
くるりのシングル「言葉はさんかく こころは四角」に付いているDVDで、アルバム『ワルツを踊れ』のレコーディング・ドキュメント映像を見て、
ウィーンとパリで懸命にレコーディングをしている様子に、胸を打たれる。
しかも制作中に体力的にへばっていく自分達をネタにしたと思われる「ブルー・ネイキッド・ブルー」をシングルのカップリングにするあたり、彼らの腹の括り方は半端じゃない。
7/26 オフ
明日がいよいよヴォーカル録音。
レコーディング前半で気を張りすぎたせいか疲れ気味なので、早めに寝てコンディションを整えようとしていると、お盆進行でイレギュラーなタイミングの原稿が突如舞い込む。〆切を抱えたままでスタジオに行くのはイヤなので、気合いで書き上げる。
7/27 ヴォーカル&コーラス・レコーディング
気合いを入れるため、レバニラ定食を食べてから13時にスタジオ入り。
伊藤孝喜の見守る中、まずは「ハッピーエンドを蹴飛ばして」の歌入れ。
「地上のリンカク」「カウンターの中で」と進めていく。
久保と加藤志乃ぶも到着。
特に「地上のリンカク」では、鈴木氏の発案による加藤志乃ぶのコーラスが絶大な効果を発揮。最初の二日間は予定外の待機時間が生まれてもいっさいイヤな表情すら見せず、本番では予定外のパートでもばっちり活躍。
そして最後に残したのは「最後のライオン」。
実はこの曲は90年代半ばに、独りで打ち込みで作り込んだことがあり、
その時にヴォーカルの録音でドツボにはまって50時間費やしても自分でOKが出せなくなったというトラウマがあった。
しかもこの曲に限らないが、今回のトラックは、TeazerのメンバーとQRE、鈴木氏が多大な労力を注ぎ込んでくれたできの凄さを目の当たりにしているため、その最終的な仕上がりを大きく左右する責任を感じて戦々恐々。
しかしこの日はTeazerのメンバーと鈴木氏が、録音ブースの中にいる僕にさまざまなサジェッションをしてくれたおかげで、乗りきることが出来た。
全てのヴォーカルを録り終え、ようやく一服すると、いきなり足にきた。
全身から力が抜け、脳味噌が沸騰しているみたいな気分。
可能な条件の中でベストは尽くした。
来週にミキシングとマスタリングを行って、音源は完成である。
みなさんお疲れさま!&ありがとう!!
この日の退出は28時。
*今回、僕自身はスタジオの中で写真などを撮る余裕がありませんでしたが、
伊藤孝喜オフィシャル・サイト http://officestone.net/koki/のダイアリー
kubotti's room http://kubotti.seesaa.net/
サイボーグ★ブログ http://blog.livedoor.jp/cyborg_blog/
【朗読もの】 http://blog.goo.ne.jp/rodokumono/d/20070723
などでも、レコーディングの様子が触れられています。
どうもありがとうございます。
by shida-a
| 2007-07-28 22:11
| 音楽活動